築30年以上の家でも売却できる?売却しやすい条件や方法も解説!

2024-07-02

築30年以上の家でも売却できる?売却しやすい条件や方法も解説!

この記事のハイライト
●築30年以上の一戸建ては価値がほぼなくなる
●築年数が経っている家でも立地などの条件によっては売却しやすいことがある
●築30年以上の家をスムーズに売却するためには古家付き土地として売る方法やインスペクションの実施などを検討すると良い

築年数が経っている家は、なかなか売却できない可能性があります。
また、家は築年数が経つにつれて価値が下がることにも、注意しなくてはなりません。
そこで今回は、墨田区で築30年以上の家の売却をご検討中の方に向けて、家の価値や売却しやすい条件などを解説します。
おすすめの売却方法についても解説しますので、ぜひご参考にしてください。

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築30年以上経っている家を売却する際に知っておきたい家の価値

築30年以上経っている家を売却する際に知っておきたい家の価値

築年数が経っている家を売却する際は、まず家の価値について把握しておく必要があります。
そこで、築30年以上の家の価値はどのくらいになるのか、確認してみましょう。

築30年以上経っている家の価値とは

家の価値を確認する方法はいろいろとありますが、ここでは中古住宅の価格査定のデータを参考にします。
国土交通省が発表した「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」のデータによると、一戸建てもマンションも、築年数の経過にともなって価格が下がることがわかります。
とくに、一戸建ては下がり幅が大きく、築20年を過ぎると新築時の価格の10%以下になってしまうのです。
築25年で家の価値はほぼゼロになるため、築30年以上の一戸建てを売却する際は、基本的に土地のみの価格で売ることになると考えたほうが良いでしょう。
一方、マンションは築30年を超えても、30~40%ほどの価値が残ります。
一戸建てとマンションの価値に差が出る理由の1つには、法定耐用年数の違いが挙げられます。
一戸建てに多い木造の法定耐用年数は22年であり、マンションは鉄筋コンクリート造だと47年です。
ただし、法定耐用年数は会計上使うものなので、この期間が過ぎても住めなくなるわけではありません。
そのため、築30年以上が経っている一戸建ては、ほぼ価値がなくなりますが、土地とセットなら売れる可能性があると言えるでしょう。
なお、築年数が経っている家は、耐震基準を満たしていないことや、境界線が定まっていないことがあります。
その場合は、土地とセットにしても買主が見つかりにくい可能性があるので、注意が必要です。

築30年以上の家を売却する際の注意点とは

築30年が経っている家を売却する際は、きれいにすると価値が上がると思うかもしれません。
けれど、大掛かりなリフォームやリノベーションはしないほうが良いでしょう。
なぜなら、古い物件の購入検討者は、リーズナブルな物件を買って、ご自身の好みに合わせてリフォームやリノベーションをしようと考えていることが多いからです。
好みに合わないリフォームをされた物件や、費用を売却価格に上乗せされた物件は、検討対象から外れてしまうでしょう。
費用を売却価格に上乗せしなければ、売れる可能性は高まりますが、売主の負担が大きくなってしまいます。
そのため、リフォームなどではなく、掃除や整理整頓を入念にしたほうが、費用をかけずに効果が見込めるでしょう。

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築30年以上が経っていても売却しやすい家の条件

築30年以上が経っていても売却しやすい家の条件

築年数が経っている家のすべてが、売れにくいわけではありません。
築30年以上経っている家でも、条件によっては売却しやすいことがあります。
そこで、売却しやすい家の条件について、一戸建てとマンションのそれぞれを確認してみましょう。

築30年以上でも売却しやすい一戸建ての条件とは

築年数が古くても売却しやすい一戸建ての条件には、まず立地の良さが挙げられます。
たとえば、以下のような条件に該当する家は、立地が良いといえます。

  • 人気の高いエリアにある
  • 最寄り駅が家から近い
  • 都心へのアクセスの利便性が高い
  • 買い物の利便性が高い

家の古さはリフォームやリノベーションで解決できるので、立地の魅力が高い物件は、買主が見つかりやすいでしょう。
また、土地の形状が良いことも、売却しやすい条件に挙げられます。
正方形や長方形の土地は、活用しやすいので、比較的売却しやすいでしょう。
一方、土地が三角形や旗竿地などの不整形地だと、買主がなかなか見つからない可能性があります。
旗竿地とは、道路に接する部分が細長く、奥にまとまった敷地がある形状の土地です。
メリットがある一方でデメリットもあるので、築30年以上の一戸建てを売却する場合は、時間がかかる可能性があるでしょう。

築30年以上でも売却しやすいマンションの条件とは

マンションも一戸建てと同様に、売却しやすい条件に大きく関わるのは立地です。
先述した条件に該当するマンションは、築年数が経っていても買主が見つかりやすいでしょう。
またマンションの場合は、定期的に大規模修繕がおこなわれているかどうかも、売却のしやすさに影響するポイントです。
大規模修繕は、経年劣化によって傷んだ箇所や故障した部分などを補修する大掛かりな工事であり、一般的に15年に1回ほどの周期でおこなわれます。
築30年以上のマンションは2回実施されていると、メンテナンスがしっかりとしている物件だと評価されて、早く売却できる可能性が高まるでしょう。
大規模修繕がおこなわれると、マンションの資産価値が上がる傾向にあるため、比較的高く売れる可能性もあります。

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築30年以上が経っている家を売却する際におすすめの方法

築30年以上が経っている家を売却する際におすすめの方法

築30年以上の家は、売却しやすい条件を満たしていないと、なかなか売れないかもしれません。
その際は、売却方法を工夫すると、スムーズに売れる可能性があります。
そこで、検討したい売却方法を3つ、確認しておきましょう。

築30年以上の家の売却方法①古家付き土地として売る

建物に値段を付けずに、土地とセットで売り出す方法です。
築年数が古い建物があっても、価格を付けなければ、売却できる可能性があります。
なぜなら、家を探している方のなかには、購入費用をできるだけ抑えて、リフォームやリノベーションをしようと考えている方もいるからです。
先述のとおり、売主によるリフォームやリノベーションは費用対効果が低い可能性があるので、古家付き土地としてそのまま売却したほうが良いでしょう。

築30年以上の家の売却方法②解体する

土地の需要が高そうな場合は、家を解体して、更地にしてから売却する方法も有効です。
家を新築するための土地や、活用できる土地などを探している方にとって、古い家は不要なものです。
そのため、家に値段を付けなくても、解体に手間や時間がかかることがネックとなり、検討対象から外れてしまうことがあるでしょう。
先に家を解体して、更地にしてから売り出すと、土地を探している方に購入してもらえる可能性が高まります。
ただし、解体には高額な費用がかかります。
解体費用は売主が負担することになる可能性が高いので、それでも解体したほうが良いかどうかをしっかりと検討してから決断しましょう。

築30年以上の家の売却方法③インスペクションを実施する

築年数が古い家の購入を検討した際に気になることは、不具合や欠陥がないかどうかです。
家の不具合や欠陥は、一見しただけではわからないことがあるので、売主が保証しただけでは不安がなくならないでしょう。
そこでおすすめなのが、インスペクションを実施してから売却する方法です。
インスペクションとは、専門家によって実施される、家の劣化状況や欠陥の有無などの調査です。
専門家による調査結果があると、購入検討者が安心できるので、スムーズな売却につながる可能性が高まるでしょう。

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まとめ

築30年以上が経っている家を売却する際は、通常よりも時間がかかるかもしれません。
ただし、立地が良いなど、条件によってはスムーズに売却できることがあります。
スムーズな売却につなげるための方法もあるので、いろいろと工夫してみましょう。
墨田区の不動産売却なら株式会社アリトスへ。
不動産売却だけではなく、土地活用のご提案も可能です。
税理士・弁護士と連携し、スムーズにお客様の問題を解決していきますので、お気軽にお問い合わせください。


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